こんにちは!こまです。
「ボーカルMIXしてみよう!」
第4弾!
『コンプレッサー処理』
についてガチ解説します!
この記事では
ボーカルMIXにおける
コンプレッサーの使い方、
コツや基準、
上達するための考え方など
あなたのMIXに使える
ものを厳選してまとめました!
この内容を
ボーカルMIXを始めたばかりの
当時の僕に教えたい・・・
そう思いながら
作りました
コンプレッサーが
理解できるようになると
ボーカルMIXの解像度が
恐ろしいぐらい上がります。
MIXは音量バランスが大事ですが、
コンプレッサーは、
ボーカル単体の音量バランスを
制御しています。
つまり、コンプレッサーを
触れば触るほど、
音量バランスを意識する
時間が増え続けます。
するとあなたの耳が
「音量バランスを聞く」
耳へと進化し、
コンプレッサーだけでなく
全体の音量バランスや
既存曲を聴いた時の
音量バランスも聴き取れる
ようになります!
もちろん歌ってみたや
音楽作品のクオリティーが
格段に上がります!
過去最高のクオリティーで
音楽作品を作れた時の
気持ちは想像つきますか?
それも、学べば学ぶほど
ミックスが上達し、
毎曲レベルで
最高クオリティーを
達成し続ける・・・
そんなジャックポットの
ような音楽人生を
送ることができます!!
ですが、反対に
コンプレッサーについて
理解できていないと、
あなたの音楽人生が
一気に底へと
落ちていくかも・・・!?
コンプレッサーが
いつまでも理解できず、
明確な理由も目的も
ないままインサートし続ける
周りの活動者が
コンプレッサーを
使いこなせるようになり
作品のクオリティーが
毎日のように上がり続ける中、
あなたの作品だけ
クオリティーがずっと横ばい・・
音楽仲間ばかりステージが上がり
自分だけ取り残されたまま・・
だけど結局コンプレッサーを
扱えるようにはならないから
いつまでも上手くいかないまま、
音楽活動自体をやめてしまう・・
あくまで最悪の場合ですが
そうなるかもしれません。
今のうちから
そうならないように、
コンプレッサーについて
覚えてしまいましょう!
とはいえ、僕も最初は
コンプレッサーについて
本当に本当に本当に!
なにも!!分かりませんでした!!!

僕は高校を出てから
専門学校で作曲を学び
それだけでは飽き足らず
MIXの本を買い動画を視聴し、
学校の先生にも質問を繰り返し
音楽仲間と毎日音楽をしていました
おかげである程度のMIXや
作曲ができるようになりました。
それなのに、コンプレッサーだけは!
いつまでも使いこなせませんでした。
そんな僕ですが、今では
MIXの依頼を受けながら
人にボーカルMIXのやり方を発信し、
こうやって記事も書ける
ぐらいにまで成長しました。
全て、これから先に
書いてあることを理解し
実践し続けてきたからです!
次はあなたの番です。
コンプレッサーについて理解し
あなたのボーカルMIXを
楽しいものに、
実りあるものに、
成長できるものに
していきましょう!!!
まず最初に、
僕がコンプレッサーをかけた
ビフォーアフターの
サンプルをのせます。
参考にどうぞ!
↓コンプレッサー処理前
↑イコライザーと書いてありますが、
コンプレッサーの間違いです。
コンプレッサー処理後
それでは本編進みます!
コンプレッサーとは
まずはここでコンプレッサーについて
おさらいします。
コンプレッサーとは
「音量バランスを整えるもの」
です!
音量バランスが整うと
1曲通してボーカルが
綺麗に聞こえます。
サビから音がでかい!とか
この部分だけ小さすぎる・・
とかがなくなります。
ですが、これだけでは
少し理解しにくいですよね。
もっと理解しやすい伝え方をします。
コンプレッサーとは、
「大きな音の音量を下げる」
「小さな音の音量を上がる」
その結果、ボーカル全体の
音量差が小さくなる
それによって、
ボーカルが聞こえやすくなる!
そのためのプラグインです!
購入ありがとうございます。
正直、この説明の仕方が
世界一伝わりやすいと
思っています。
僕は自分の公式ラインを
運営していて、
そこで電話相談なども
受けているのですが、
そこに来てくれた人だけに
これを教えています。
そうすると、みんな
急に腑に落ちたかのように
理解してくれます。
これが、コンプレッサーの
基礎中の基礎になります。
では、ここからどうやって
コンプレッサーを使えば良いのか
それについて解説します!
DAWの準備ができた人から
この先をお読みください。
コンプレッサーの使い方
ここからは、ボーカルに対する
コンプレッサーの使い方を
解説します!
まず最初に伝えますが、
コンプレッサーにおいて
「どんな音にも完璧に合う
100%正しい数値」
というものが存在しません。
なぜかというと、
声は人によって違うから、
そして声によって
コンプレッサーかかり方が
変化するからです。
なので最初は
できるだけツマミの少ない
コンプレッサーを使いましょう。
おすすめは
「CLA 2A」という
名前のコンプです。
使うツマミは2つなので
コンプレッサーの中では
かなりシンプルです。

もし持っていない場合は
「フリープラグイン 2A」
と検索してください!
2A系のコンプには
2つのツマミが付いていて、
左のツマミがゲイン
右のツマミがリダクション
となっています。
左のツマミは
音量をいじるもので、
右のツマミが
どれぐらいコンプをかけるか
というものになります。
なので右に回せば回すほど
コンプレッサーが強くかかります。
ある程度右に回して
全体の音量バランスが
揃ってるな
と思ったらokです!
「なんとなく揃ってる・・かも!」
とかでも大丈夫!
なぜなら、今まで
その基準すら
あなたの中になかったのですから。
ちなみに、
2A使うの面倒!!
という人は、
基準を教えるので
もっとツマミので大丈夫です!
コンプの名前と基準
コンプレッサーには
いろいろな数値があります
ひとつずつ、
能力と基準をお伝えします。
①スレッショルド
スレッショルドとは
「ここより大きな音が出たら
音量下げるからね!!」
という音量のラインです。
基本的に、このラインより
大きな音にたいして
コンプレッサーが作動します。
「この音ちょっとでかいなぁ」
と思った音にコンプが作動する
というのを基準にすればokです。
②レシオ
レシオは、スレッショルドを超えた
音をどれくらい小さくするかを
決めるものです。
半分ぐらい小さくするのか、
→2:1
4分の1ぐらい下げるのか
→4:1
スレッショルドの音量まで
一気に下げるのか
→∞:1
などなど・・・
ですが、ボーカルMIXでは
ここはいじらなくてokです。
③アタックタイム
アタックタイムとは
スレッショルドを超えてから
コンプが作動するまでの時間です。
コンプレッサーは
大きな音が鳴ってから
スグには作動しません。
「大きな音だ!びっくりした~
よし、作動するか」
って感じです。
ボーカルMIXでは
大体100msより早くが
いいです。
分からなかったら
最速か放置でok!
④リリースタイム
リリースタイムは
音がスレッショルドより
小さくなってから
コンプの作動が終わるまでの
時間です。
「あ、音が小さくなったな~
よし、作動おしまい!」
って感じです。
ボーカルMIXでは
大体100msより早くが
いいです。
こちらも分からなかったら
最速か放置でok!
こうして、コンプレッサーが
作動して、大きな音が
小さくなります。
⑤ゲイン
ゲインは、プラグインを
出る音の音量を
いじるものです。
先ほどの2Aにも
ありましたね。
コンプレッサーを使うと
ボーカル全体の音量が
下がったように聞こえます。
なので、下がった分を
ゲインをひねって上げます。
ここで一番大事なのが、
「コンプをかける前と
同じ音量バランスにする」
ということです!!
もしここで
必要以上にゲインを
上げてしまうと、
元々作ってあった
音量バランスが崩れます。
そうならないために、
コンプをオンオフしながら
音量バランスが大体同じに
なるようにゲインを
ひねりましょう!!
コンプの基準と考え方
コンプレッサーをかけるとき
「どこまでかければいいか
分からない」
という人がいます。
なので伝えます。
「聞いて問題なければok」
です!!
これだけだと
ブーイングを食らいそうなので、
まず、コンプレッサーは
「大きな音を下げる」
「小さな音を上げる」
ですよね。
ボーカルMIXにおける
コンプレッサーを使う目的は
「大きすぎる音を下げて、
小さすぎる音が聞こえる」
つまり
「音量バランスが揃っている」
という状態を作るのが目的です!
なので、コンプレッサーをオンオフして
大きな音の音量が下がり、
小さな音の音量が上がっていれば
それでokです!
だけど、どうしても
1回やるだけでは
習得はできません。
そのためにも、
「量をこなす」ことを
意識してください!
なんどもコンプレッサーを
使ってみる
同じボーカルに
色んなコンプレッサーを
かけてみるなどなど・・・
コンプレッサーをかけてから
その音を書き出して
波形を見比べるのも
いいと思います。
(僕もよくやってました)
とにかく、量をこなす。
大変だな・・・と思う人は、
「小さな子供が新しい
おもちゃで遊んでいる
ような気分」
でコンプレッサーを
使ってあげると
楽しくできるかと思います!

最後に
今回はここまでです!
コンプレッサーへの苦手意識が
すこしでもなくなったら
嬉しく思います!
そして次回は
イコライザー編です!
コンプレッサーに続く
悩みの種ですよね。
ですが安心してください。
ボーカルMIXにおいては
土の帯域を動かせばいいのか
ある程度の法則があります。
どんな法則なのかは
お楽しみに!
それでは次の記事で
お会いしましょう!
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