コンプレッサーの「呪い」をぶっ壊します

やり方

こんばんは!こまです。

昨日の配信で、
「3つの間違った常識」を
捨てる事ができましたね。

なので今日は、
さらにあなたに今までの
常識を壊してほしい。

ということで、
複雑さの代名詞「コンプレッサー」の
常識をぶっ壊します!

コンプレッサーといえば
・難しそう
・大変そう
・使いこなせなさそう
・設定が面倒

というイメージですよね。

ツマミがたくさんだし、
どれを動かしたら
音がどう変わるのか不明だしで

使いこなせないという人が
大半なエフェクトです。

ですがコンプレッサーは、
ボーカルMIXには欠かせない
めっちゃ大事なエフェクトです。

使い方を理解しないままだと、
今後のセルフMIX人生に大きな
足かせをつけることになります。

そうなるとMIXは困窮し、
クオリティーは一向に変わらない。

「もっと難しい知識」を知りたくなり、
どんどんと迷走していく。

MIX自体が辛くなり、
最悪、活動自体をやめるきっかけに
なるかもしれません。

今日の内容を最後まで見て
コンプレッサーの常識を一新すると、

シンプルにMIXが上手くなります。

するとMIXで悩まなくなるので、
遠慮なく歌ってみたを
レコーディングできるし、

誰かに依頼しなくていいから、
自分で決めて自由に作れる。

毎月2曲ぐらいしか
作れなかったのが、
3曲、4曲と増えていく。

高い頻度で投稿すれば
ファンも増えていきます!

いいねやコメントでにぎやかになり、
どんどん活動が楽しくなる。

もっともっと活動したい!と
ライブ出演やコラボも活発になる。

MIXで悩まないだけで、
歌い手活動が一気に楽しくなります!

5年前の僕も、
コンプレッサーの呪いにかかり、
とにかく迷走しました。

意味不明な用語と
無駄に多いTipsに飲み込まれ、

コンプレッサーの勉強が
シンプルに嫌でした。

ですが、今日の内容を知ったことで
その呪いがとけました。

誰だって本当は、
簡単でシンプルな情報を知りたいはず。
けど、誰も教えてくれない。

だから、僕がそれを教えます!

では、早速いきましょう!

コンプレッサーの悪習慣

まずはコンプレッサーの
悪習慣を破壊します。

コンプレッサーでよくいきなり出てくる
「アタック、リリース、レシオ…」
といった説明は、

すべて、「勘違いを引き起こすノイズ」
です!!

用語から入ると、
難易度が一気にハネ上がります。

なので、特に初心者の人にとって
この用語たちはノイズになります。

逆に言えば、この用語で
つまずくのは当然なんです。

この用語たちはあくまで枝葉の知識。
幹になる部分を最初に知らないといけません。

なので、今からその幹を伝えます。

 

コンプレッサーとは…!?

隠さずに言います。

コンプレッサーとは、

『音を小さくするもの』

です!!!

コンプレッサーをかけると、
音が小さくなる。

たったこれだけです。

「え、音を小さくするだけ?」
「めちゃ簡単じゃん。」
「というか、それはもうフェーダーじゃん」

そうなんです!

コンプレッサーはフェーダーです。
音量が変化してるだけなんです!

 

フェーダーとの一番の違い

では、コンプレッサーについて
もう少し深掘りします。

「コンプレッサーは音を小さくする」
と言いましたが、

もっと具体的に言うと、
「デカい音から音を小さくする」
ということになります。

例えば下の画像を見てください。

こちらは、コンプレッサーを
かける前の波形です。

部分的に波形の大きさに
バラツキがありますね。

では、ここにコンプレッサーをかけると
どうなるのかというと

こうなります。

大きかった波形が、すべて
小さくなっていますね。

では、上の2枚を重ねてみましょう。

薄い波形がコンプをかける前、
濃い波形がコンプをかけた後です。

コンプをかけた後の方が
波形が小さくなっている
=音量が小さくなっている

というのが一目でわかりますね。

そしてコンプレッサーは
大きな音から小さくしていきます。

なので、大きな波形ほど
コンプ後は小さくなっています。

フェーダーは音量を
そのまま上下させますが、

コンプレッサーは
「デカい音」から順に
音を小さくしていきます!

 

コンプレッサーを使う理由

コンプレッサーで
音を小さくする理由は、

「歌の強弱をそろえるため」です!

歌には、部分的に大きなところや
小さなところがあります。

波形の大きさを見ると、
分かりやすいです。

大きな箇所は、オケと合わせても
デカく聴こえすぎる。

逆に小さな箇所は、オケに合わせると
聴こえなくなる。

こうなると、歌がかなり
聞きづらくなる。

それを避けるために、
必要以上の強弱の差を縮めて、

歌が大体同じ音量になるように
調整する。

そのためにコンプレッサーを使います!

動かすツマミはたったの「2つ」

ではコンプレッサーは
どうやって音を小さくしてるのか、

それを実践してみましょう!

まずは、お手元にコンプレッサーを
ご用意ください。


こちらはStudio Oneの純正コンプレッサー

どのDAWにも入っている
コンプレッサーですが、

とにかくツマミが多い。

Studio One以外にも、
CubaseやLogic Proのコンプレッサーも、


Cubaseのコンプレッサー


Logic Proのコンプレッサー

こんな感じで、
とにかくツマミが多すぎる。

ので、

「全部を使わなきゃ」という発想に
なってしまいます。

ですが、それは今日で終わりです。

実際に使うツマミは2つだけ。

・スレッショルド
・メイクアップ

これだけです!


Studio Oneのコンプレッサー
左がスレッショルド
右がメイクアップ

 


Cubaseのコンプレッサー
右上がスレッショルド
その下のツマミがメイクアップ

 


Logic Proのコンプレッサー
左がスレッショルド
右がメイクアップ

こうやって色を付けると
かなりスッキリしますね。

それでは、
スレッショルドとメイクアップを
説明していきます!

 

スレッショルドで下げる、メイクアップで上げる

ここからは、Studio Oneの
コンプレッサーで解説します。

別のDAWの人でも、やる事は一緒です!

まずは、コンプレッサーが
音を小さくする仕組みを説明して、

スレッショルドとメイクアップの
役割をお話します!

 

コンプが音を小さくする仕組み

結論から言います。

コンプレッサーは、
「これより大きな音は下げるよ!」
という『基準』をもとに

音量を下げています!

具体的に言うと、
「○○デシベルより大きな音を
小さくする」という感じです。

この「小さくする音量の基準」のことを
『スレッショルド』と呼びます!

このスレッショルドを下げていくと、
音が小さくなっていきます。

実際に試してみましょう!

各コンプのスレッショルドのツマミを
回す方向はこちら↓

Studio One:左へ回す

Cubase:下へスライド

Logic Pro:左へ回す

 

さあ、歌はどう変わりましたか?
スレッショルドによって
歌が小さくなったのが実感できたはず。

そして、大きな音から音量が下がっていく。

文字であらわすと、

こんな感じに音量がバラバラな
状態からスレッショルドを下げると


にち

こんにちは!

という感じで、
だんだん音量が揃っていきます。

ここまでが、スレッショルドの
役目です!

そして次は、「メイクアップ」

スレッショルドを下げて
音量を揃えた状態というのは、

元の状態よりも音が小さいです。

ボーカルMIXの基本はバランス調整。

コンプレッサーで音が小さくなると
オケと歌の音量バランス自体も
崩れてしまいます。

なので、小さくなった分の音量を
これから上げていきます。

そこで使うのが、
「メイクアップ」です!

メイクアップは、
コンプレッサーを通った音の
音量を操作するツマミです。

右に回すと、音量が上がります。

やってみましょう!

どのDAWのコンプレッサーも、
ツマミを右に回すと音量が上がります。

できましたか?

音量が上がったら、
もとの歌声と同じくらいの
音量に設定して

コンプレッサーは終了です!

おめでとうございます!

ですが、人によって

「え?レシオは?」
「アタックとリリースはいじらないの?」

という疑問が出てきますよね。

そう思う人がいた時は、
僕はこう答えます。

「まだ触れなくて大丈夫!」

まずは、コンプレッサーが
音を小さくするものであることを
知って、耳で変化を聞き取るのが大事。

それに慣れてきたら、他のツマミも
見ていきましょう!

まとめ

本日は、「コンプレッサーは複雑」
という呪いを解きました。

いかがでしたか?

動かすツマミはたったの2つ。

・スレッショルド:基準
・メイクアップ:音量

これからは、どのツマミを
動かすのかで迷うことは
もうありません。

そして、純正、外部関係なく
どのコンプレッサーでも
しくみは一緒です。

あとは動かすだけ。

スレッショルドとメイクアップを動かし、
コンプレッサーによる音の変化を
心行くまで体感してください!

今日あなたが体感したこの新発見は、
僕の「シンプルなMIX」の
ほんの一部にすぎません。

明日からは、あなたがこの仕組みを
自分のものにするための

『こまのセルフMIX特別授業』が
始まります!

明日の11時30分から配信されます。

通知をONにして、見逃さないように
しましょう!

今日も読んでくださり
ありがとうございました!

それでは、また明日の配信で
お会いしましょう!

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