こんにちは!こまです。
今回は
ボーカルMIX実践編の第2弾!
『ピッチ補正』について
やり方や考え方、
基準などについてお話しします。
みなさんは
ピッチ補正、
やっていますか??
僕は、ピッチ補正を
知ったことで
ボーカルMIXの可能性が
100倍広がりました。
めちゃめちゃに
可能性が広がり、
「これが上手にできれば
クオリティーが
上がりまくるぞ!」
とワクワクしていたのを
今でも覚えています。
今回話す内容は
そのピッチ補正の中でも
特に重要だと思った話を
まとめたものになっています。
この記事を最後まで読むことで
よりレベルの高い
作品がつくりだせます。
聞くだけで感動する。
感情が動いて仕方がない…!
鬼のようにリピートしちゃう
そんな歌ってみたや
楽曲を作る一歩が踏み出せます!
より良い作品が作れれば、
あなたの作品を楽しみに
するファンだって増えます。
聞いてくれる人のために
頑張って作ろう!
完成したら聞いてもらうの
楽しみだ!
そんな気持ちで
音楽活動が出来れば
最高な気分ですよね!
毎日寝る前に、
「次はこんな作品を作るぞ!」
と、ワクワクと期待に
溢れた最高の人生が
あなたを待っています。
逆に今回の内容が
分からないままだと、
あなたのMIXが
これ以上良くなることは
ありません。
良い作品が作れないと
当然モチベーションも下がりますよね。
なかなかファンが増えなかったり
良いものを作りたいのに
作れなかったり
考え方もどんどんネガティブになり
他人の作品を見て
それが大きく評価されている
ことに腹を立てて
誰かのアンチをしてしまったり
最悪音楽活動を
辞めちゃうなんてことも・・・
そうなったら嫌ですよね。
そうならないためにも
本気でMIXやりたい人は
最後までお付き合いください。
今回の内容は
実際にMIX師をしている僕が
ピッチ補正をしている時に
常に考えていること、
意識していることを
まとめました。
それを話す前に、
ここであなただけに
打ち明けちゃいますが、
ピッチ補正の完璧なノウハウは
この世に存在しません。
ピッチ補正は
人によって違います。
軽くしか補正しない人
がっつり補正する人
どちらもありますよね。
それは楽曲によっても変わるし、
その人の歌い方によっても
変わります。
もしあなたがMIXの
依頼を受ける側の人であれば
依頼人の要望だって
あるかもしれません。
このように、常に
ピッチ補正のゴールは
変わり続けます。
たった一つの
完璧なゴールは
存在しません。
ちなみにピッチ補正以外も
完璧な正解は
存在しません。
なので、ノウハウを
調べるのではなく
「あなた自身の理想」
を追求していきましょう!
それを追求するために
必要なものを
全てここに置いてきました。
ピッチ補正の
ビフォーアフターを
サンプルで貼っておきます。
↓ピッチ補正前
↓ピッチ補正後
ピッチ補正とは
それではここから実践編です。
DAWを持っている人は
自分のプロジェクトを
開いてください。
そもそもピッチ補正とは
どんなものなのか
言語化できていない
人が多く見受けられます。
なのでここで、
僕の言葉でピッチ補正について
お伝えします。
ピッチ補正でやることは、
ズレた部分の補正です!
まあ、めちゃめちゃ
当たり前のことを
言っていますね・・
歌を歌っていると
かならずどこかで音程の
ズレが発生します。
それを修正していく
作業がピッチ補正です。
ズレることは
人間である以上
仕方がないものです。
中には
「そのズレが味なんだ」
「ズレなんて一切気にしない」
という人もいたりします。
それはそれでいいと思います。
ズレたピッチを補正してあげると
聞きやすくなります。
ピッチ補正の目的は
「歌を聞きやすくする」
というところにあります。

それでは
実際にピッチ補正を
しましょう!
Cubaseの人はVari Audio
Studio Oneの人はMelodyne
Logic Proの人はFlex Pitch
を使いましょう!
補正のやり方
補正のやり方は簡単です。
補正したい箇所を区切って
上下に動かす。
以上です。
・・・これだけの説明だと
返金騒動が起きますよね笑
確かにやり方は
これだけなのですが、
実際にやろうとすると
きっと思い通りに
いかないはず。
なので今回は、
ピッチ補正の基準と
取り組み方をお伝えします。
これを覚えて
あとはひたすらピッチ補正に
取り組むのみ!!

補正の基準と取り組み方
ピッチの補正は
一度やっただけでは
習得できません。
なのでこれから
僕が実際に意識している
補正の基準と取り組み方を
解説します。
-
聞いて問題なければok
-
完璧ではなく理想を
-
量をこなす
解説します。
聞いて問題なければOK
聞いて問題がない、
明らかに音程がずれている
という箇所がない。
これがピッチ補正の
ゴールです!
なぜなら、聞いて問題が
ないからです。
ですが、補正する側は
どうしても問題を
作り出してしまう癖があります。
「この部分だけ聞いたら
ズレてるんだよな~」
「通しで聞けば気づかないけど
この数秒だけを聞いたら
ちょっとズレてる・・・」
ピッチ補正初心者の方は
こういった発見をしても
一旦スルーしてください。
僕らの作品を聞くのは
リスナーさんです。
リスナーさんは僕らと違って
楽曲全体を聴きます。
僕らのように、たった数秒を
何度も往復して聴くなんて
変態的なことはほぼしません。
なので、「通しで聞いて」
問題なければok
という基準で補正をしましょう!
完璧ではなく理想を目指す
完璧と理想の作品の違いは
分かりますか??
この2つの違いを
僕の言葉で伝えると、
完璧な作品は
『誰が聞いても満足する
非の打ち所がない作品』
理想の作品
『こうなってほしい!
という気持ちを具現化した作品』
となります。
僕は完ぺきではなく
理想の作品を作るために
努力しています。
理想というのは
「こうなったら最高だろうな…」
「こんな作品ができたらいいな…」
という気持ちから来ているものです。

あなたが作る作品の
一番最初のリスナーは
だれか分かりますか??
それは、あなたです。
だからこそ、あなたが
満足できる作品、
つまり「理想の作品」を
作ってほしいんです。
そして「理想」なので
ちょっとズレていようが、
なにか他の人には
理解できない部分があろうが
あなたの理想です。
それを基準にして
作品を作っていいんです。
僕も先ほどのサンプルを
MIXするとき、
特定の箇所だけ
ボーカルのピッチを
「意図的に高く」しました。
そうすることで、
聞いた時により印象に
残りやすく、
より気持ちが乗り
「こうなってほしい!」が
具現化されます。
ですが完璧を目指していると
これが出来ません。
「ピッチは常に完璧に
合っていないといけない」
という考え方になり、
本当にやりたいことが
できなくなります。
完璧ではなく、理想を
追求しましょう!
量をこなす
量をこなしてください。
全てはそこからです。
僕は先ほど
ノウハウはない
と言いました。
ですが、上2つの基準を
目指しながら量をこなすと
パターンが見えるようになります。
そして音程への感度も上がり、
どんなピッチ補正をするのか
それによってどう変化するのか
どう変化させたいのか
それが見えるようになってきます。
つまり、世界に一つだけの
あなただけのスキルです。
そして、質が上がります。
質というのは、
こなした量の中から
いらない不純物を取り除いた結果
最後まで残った結晶のことを
表しています。
なのでまずは量をこなし
色んなケースに出会い、
理想のピッチ補正を見つけ
それを自分で具現化する
という手順でやっていきましょう!
最後に
以上が、
ピッチ補正の全てです。
参考になれたら幸いです。
これはピッチ補正以外の
全ての工程に言えますが、
大事なのは
基準と目的です。
現状の音に対して
理想の音を作ることを目的にし、
そのために基準を作り
そこに到達するまで
ひたすら試行錯誤する。
これをひたすら繰り返す
すると上達し質が生まれる。
全て同じです!
これが、僕が
伝えたかったことです。
それでは、次の
記事でお会いしましょう!
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