「ボーカルMIXを教えているのか」
うまくいっていない人は、
事前に避けることができます。
・作曲歴5年
・MIX(ボーカルMIXも含む)歴5年
・歌い手さん向けにボーカルMIXの
やり方を発信しています
50人分こなしたり、
録った歌のMIXなども
やっています。
経験のない歌い手さんにも
しっかりと伝わるよう、
カリキュラムに沿って教えていく
レッスンなども行っています。
って方のために書いておくと、
「録った歌をさらに
聴きやすくするための工程」
プロの歌ってみたの
全然違いますよね。
『MIXの違い』です。
僕は全くボーカルMIXが
できませんでした。
というと、
補正もプラグインもよく知らず
作業が苦痛で仕方ありませんでした。
補正に2~3時間
30〜40分
MIXが終わるようになりました。
補正などの知識も身につき、
MIXが終わるように
様々な工夫をしています。

実際のボーカルMIXで使用したプラグインたち
少ないだけでなく、全て純正のプラグインです。
今ではボーカルMIXを
教えられる立場になった僕が
どうやって乗り越えて
今の状態になれたのか
話していきます。
僕の実体験です。
個人練習が大好きだった吹奏楽部時代
僕は中学と高校で
吹奏楽部に所属していた。
パートは打楽器。
他のパートに比べて
自由に楽器を弾いたり
練習できる環境だった。
僕は「みんなで一緒に!」
というよりも
「一人でじっくり」
音楽をするのが好きだった。
なので、練習も基本はひとり。
音楽準備室にこもって
ひたすら楽器を叩き続ける
毎日だった。
それでも、毎日
ちょっとずつ成長するのがわかり、
それがすごく嬉しくて、
毎日楽しく、練習に
のめり込んでいた。
「自分はできる」と勘違いしていた専門学生時代
打楽器にのめり込んだ
6年間もいよいよ終わり、
僕は音楽の専門学校へ進学。
専攻は「作曲」
楽器LOVEだった僕は
「作曲LOVE」になり、
音楽への愛はさらに深まった。
しかし、ジャンルが変わっても
やることは一緒。
「一人でじっくり楽しむ」
作曲はとにかく一人行動なので
打楽器の時よりも
さらに打ち込むことができた。
そんな僕に転機が訪れたのが
「ボーカルMIX」との出会い。
専門学校には
「ボーカル科」という
歌を専攻している
コースがあった。
そこの子と一緒に
曲を作ることになった。
歌のレコーディングが終わり
「ついに完成だ!」と思ったら
一緒に見ていた先生からの一言
「歌もMIXしてね」
僕はそこで、
初めて「ボーカルMIX」と
出会った。
この時の僕は、
「ぼーかるみっくす?
よく分からんけどできるだろ!」
と思っていた。
僕には得意技、
「一人でじっくり」がある。
そんな僕はボーカルMIXを
「30分で終わらせたるわ!」
と宣言し、鼻息荒く
パソコンに向かった。
そして1時間後、
2時間後、
3時間後、、
・・・・・。
あ、あれ?
おかしいな・・・?
全く通用しない。
「なんでできないの!?」
イライラしてきた。
なんでもやってやる!」
ひたすらボーカルMIXに
打ち込み始めた。
デタラメでなんとかしようとする
まずはいつも通り
「手探り」(デタラメ)で
プラグインやフェーダーを
いじる作戦でMIX。
とにかくデタラメを繰り返して、
偶然音が良くなればラッキー。
これを繰り返す。
ピアノを弾いたことない人が
適当に鍵盤を弾いてみる
これと同じだ。
もちろん上手くいかない。
それどころか、
次から次へと問題が
出てくるばかり。
「音が全然良くならない」
「やってることが合ってるか分からない」
「本当に音は良くなるのか?」
という日が続いた。
全然思うようにいかないし、
わけもわからない。
気持ちが楽にならないまま
余計に苦しくなる。
「これじゃあまずいぞ!」
検索でなんとかしようとする
僕はまだまだ諦めません。
「分からないときはG○○gle先生だ!」
そう叫びながら、僕は
ボーカルMIXのやり方を
片っ端から検索した。
そうして出てきた記事を
舐め回すように読みまくった。
「いこらいざーを使うと、音が良くなるらしい」
「こんぷれっさーを使うと、音圧が出るらしい」
よく分からなかったが、
とにかく記事の真似をしてみた。
確かに、音がちょっとだけ
変わった気がする。
しかし、どう使えば良いのか分からない
そこで、もうちょっと調べてみた。
「すれっしょるど…何?」
「あたっくは最速…って?」
「りだくしょんが…えぇ…」
全然分からない。
「いこらいざーではろーかっとが大事…か…。」
「こっちの記事では…え?ろーかっとは必要ない??」
「というか、ろーかっとってそもそも何…?」
どんどん謎が増えてきた。
調べれば調べるほど、
見たことのない単語が
山のように出てくる。
単語の意味を調べても
イメージが全然湧かない。
見れば見るほど
眠気に襲われる。
「これじゃあまずい!」
結局、よく分からないまま
手探りで使うことにした。
そして、気づいた
「これ、最初と同じじゃん!!!!」
結局これもダメだった…
教材を買う
「わかった!しょうがない!
ちゃんと勉強すれば良いんでしょ!
はいはい、MIXの本を買いますよ!」
そう思って、僕は本屋に売っている
市販の教材を買った。
読むとプロのMIXが分かるらしい。
そこにはこう書いてあった。
「コンプレッサーとは
音を圧縮するものです」
「ボーカルに必要なコンプレッサーは
2種類あり、それぞれを適量かけると
音にハリとツヤが現れます」
なるほど!
2種類の合わせ技か!
コンプの数値も、
書いてある通りに
合わせれば良いのか!
全部分からないけど、
とにかく真似すれば
「プロ」のような
MIXができるはずだ!
全体的によくわからなかったが、
なんとなく頭が
よくなった気がした。
そして、これらの「テクニック」を
自分のMIXに取り入れた。
その結果、僕のMIXは
カオスになった。
これは当時のカオスを再現したもの。
多くのエフェクターが入ってる。
こんな複雑なことができるなんで
僕って成長したなぁ〜!
もしかして、もうプロレベルか…!?
ただ、処理が複雑になったことで
動作が重くなった。
選択肢が増えて、
迷うこともかなり増えた。
「なんか違うな〜」
と思っても、何がどう違うのか
分からない。
なので修正すらまともにできない。
やればやるほど迷走する
その度に、新しい教材を買って
MIXをやり直して、
教材を買って
MIXをやり直して、、、
気づいたら、もう
3ヶ月も経っていた。
たった1曲のMIXに
3ヶ月もかけたどころか、
歌ってくれたボーカル科の人も
3ヶ月待たせてしまっている
これは本当にヤバい
今すぐ解決できるものは
ないのか!!
高いプラグインを買う
どうすれば良いのかを調べた
プラグインがおすすめ!」
AIを使えば良いのか!
このEQを使いましょう!」
高いEQが必要だったのか!
最強のコンプレッサーはこれです!」
高級なコンプレッサーが必要だったのか!
プラグインにお金を
注ぎ込んだ。
バンドルで購入し、
繰り返す。
一切作っていない。
かけた。
行動に逃げたかったのかもしれない。
MIXがちっとも上手くなって
いないなんて
一緒に作っていた子から
連絡が来た。
「他の子と一緒に作ったから、
ボーカルのMIXしなくていいよ」
時間は何だったのか。
すべてが水の泡になった。
MIXが上手くなった?
時期だった。
最後の作品になる予定だった。
日の目を浴びないまま
「良いもの」を
揃えたはずだった。
この愚かさがよくわかる。
いくら教材を買っても
ネットで検索しても
300万するピアノを買えば
ピアノが上達するのか?
切れ味のいい包丁を買えば
料理は上達するのだろうか?
演奏が上手くなるか?
MIXは上手くなるか?
出てくる結果は
でしかない。
いくら道具を変えても
結果は変わらない。
過去に作った
適当なものを提出。
友人とも会わなくなり、
高いプラグインで
ぽちぽちと遊んでいた
ようやく気づいた
「AI」を搭載したものもあった。
MIXしてくれるというものだ。
確かに音が変わった。
どこがどう変わったのか
名前の知らないエフェクトが
いくつか入っている。
なぜこの処理をしたのかを調べるために
ネットや本を行き来した。
同じ音にはならない。
デタラメになりかけた時。
MIXが分かってなくね?」
ネットでMIXの方法を調べて
教材でMIXの数値を調べていた。
わかったけど、
何を作りたいのかなど
分かっていなかった
勉強したけど、
なにも分かっていなかった
初めての挫折、そして…
ボーカルMIXを
挫折した。
人生で初めてだった。
僕はMIXの研究をしまくって
MIXができるようになる。
「ある経験」を
思い出したから。
「打楽器」だった。
打楽器を6年間も
続けれたのか
ではなく、
挫折した理由は、
からだった。
「上達できれば楽しい」
なので挫折しなくなる」
ことだった。
本当に衝撃なことだった。
上達し続けられる仕組みが
打楽器の中にある」と。
僕はある海外のMIX動画を
見ていた。
リアルタイムでMIXする様子だ。
終わらないような作業を
終わらせていたからだ。
7つも8つもプラグインを
使うところを、
済ませていた。
僕の心の中には
心が昂っていたた。
最短最速でMIXしたい!
できるようになりたい!
ボーカルMIXがしたい。
改めて聞いた。
全ては「基本」から始まる
決めたのはいいものの、
何からやり直そう。
今までのような
デタラメはダメだ。
その時、僕は改めて
「打楽器」を思い出した。
あの時僕はどうやって
上達したんだろう。
それを全て書き出した。
すると、
・基礎基本を最初に知る
・練習の手順を教わる
・手順通りに練習をする
・分からないところは聞く
・どんな音にしたいのかを考える
・最初から完璧を求めない
・練習は質よりも数をこなすこと
・失敗は改善すべきところを教えてくれる
・・・
こんな感じで出てきた。
僕はこれを使って
「基本」と「手順」を
見つけるべく
MIXの基礎を研究して研究して
研究しまくった。
毎日毎日、とにかく音を聞いた。
やるしかなかった。
最短ルートも、正しい順序も
効率のいいやり方も知らない。
ただただ試行錯誤を繰り返し、
1歩ずつ前に進むしかなかった。
僕にできることは
それしかなかった。
ボーカルMIXの基礎とは何なのか、
どの手順が一番音が良くなるのか
なぜプラグインが必要なのか
なぜ、ボーカルMIXが必要なのか
・・・・・
僕はMIXで悩まなくなった。
とられていたのは自分だ。
なんだったのか。
情報と教材を睨みながら、
MIXをしていたあの頃は
なんだったのか??
水の泡になるまで
時間をかけていたのは
完全に変わってしまった。
すごいところに来てしまった?」
ドキドキを覚えた。
5時間もあれば終わってしまう。
次に何をすればいいのか
自分に勝ったんだ!!!!!!!」
MIXの依頼をもらう準備をした。
1通のDMが来た
MIXをしていた。
依頼主に渡した。
しかも3時間ですか!?すごすぎます!!」
MIXで褒められた。
いただけるようになり、
MIXを教えることが
仕事になった。
仕組みを知る
あの時見たエンジニアは、
音を聞いた瞬間に
頭の中で「答え」が
出ているようだった。
だから一切の迷いもなく
MIXができていた。
僕はそれが不思議だったが、
今ならわかる。
それは
「MIXの仕組みを知っている」
からだ。
だから考えなくても答えが出る。
考えなくとも、全て頭の引き出しの
中に入っている。
基本。
仕組み。
知識。
やっぱり。
人生を変えるのは、
結局これなんだな・・・
改めてそう思った。
人間が音を「美しい」と感じる条件は
決まっている。
だからこそ、そこには
『仕組み』がある。
「こうすれば笑う」
「こうすれば感動する」
「こうすれば良い歌だと感じる」
一度仕組みを知ってしまえば、
あとは全て逆算できてしまう。
人間の耳は昔から変わらない。
だから、美しく感じる音も
時代を超えても一緒だ。
良い歌、聴きやすい歌。
セオリーがわかれば、
誰でも同じ結果を出せるのは
当たり前だ。
毎日が新発見の連続
僕は今、すごく楽しい。
なぜかって?
それは「音楽」ができているから。
今の音楽は、苦しむものじゃなく
迷走するものじゃなく、
毎日を、新しい音楽の発見と
成長の繰り返しにするもの。
毎日、知識が増えていく。
誰かにMIXを教えれば、
その分だけ成長できる。
MIXの研究をすれば
その分だけ上達する。
そこで生まれた知識で
またMIXをしたり作曲をしたり
それを発信できれば
もっと色んな人に
音楽の楽しさを伝えられる。
毎日の成長が楽しい。
毎日の新発見が楽しい。
音楽って、こんなに楽しいのか。
MIXの沼にハマり
久しく忘れていた、
打楽器を叩いていた頃の、
あの無限に楽しかった毎日が、
今、実現できている!
・・・
あの時、僕は自分のプライドを捨てて
本当に良かったと思う。
音楽は僕が一番
プライドを捨てたくなかったものだ。
1からやり直すには
相当の覚悟が必要だった。
もしあの時、自分の負けを
認めなければ、
僕はもう音楽を
やめていたかも知れない
何も分からずに、
デタラメにやるだけの毎日
お金と時間を費やしながら
何一つ進まない音楽制作。
地獄のような作業の先で
待っているのは何もない。
もう、あんな思いは
絶対にしない。
終わりに
この体験から、
僕が何よりも言いたいのは
「一つの知識が人生を変える」
ということです。
僕と同じ失敗は
してほしくないし、
今苦しんでいる人は
そこから抜け出して欲しい。
僕の発信がきっかけで
何かが変わる人が1人でもいたら
僕は最高に嬉しいです。
そのために、僕は
公式LINEで配信しているのですが、
そこでは、もっと
深い話をしています。
MIXだけに留まらず
もっと根本な知識まで
かなり膨大だったので、
大切な内容を
適切な量、順番で、
分かりやすく伝えています。
僕のMIXのやり方について学べる
特別講座もあります。
多分、ここまで読んでしまった
あなたにとって、
とても興味深い内容に
なっていると思います。
どうか、僕の失敗から
学んでください。
読んでくれてありがとうございました。
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